プロフィールをご覧くださり、ありがとうございます。キャリアカウンセラーの天田有美です。
私は現在、キャリアカウンセラー、キッズチアダンススクール経営者・コーチをやりながら、時々ライターをしています。プライベートでは、2児の母です。
これまで2000人以上のカウンセリングを行い、研修講師としてもたくさんの方々の就職・転職支援してきました。
私自身に仕事の悩みはないのか?というと、そんなことはありません。
2018年に産まれた下の子は、生まれつき聴覚障害を持っています。お腹の中にいた時にはわからず、生まれて初めて発覚しました。
「まさか、どうしてうちの子が?」
「私がお腹の中でちゃんと育ててあげられなかったせいだ」
と自分を責めました。
難聴についての知識もなく、途方に暮れていた私たち夫婦に、あらゆるプロフェッショナルの方々が手を差し伸べてくれました。
助産師さん、産婦人科・小児科・小児耳鼻科のお医者さん、言語聴覚士さん、社会福祉士さん、療育センターの先生方、補聴器メーカーの方々、保育園の先生など、たくさんの方々のお力を借りることができています。
本当にありがたく、心から感謝しています。
一方で、こんな言葉を投げかけられることが増えたのです。
「もう、仕事を続けるのは無理だね」
「ママは、ずっとお子さんについていてあげてください」
息子のことを心配し、考えて下さっての言葉であることは、よくわかっています。
でも、言われる度に胸がズキンとしました。
私は、仕事が好きです。
今はフリーランスとして活動しており、やりたい仕事しかしていませんから、なおさら好きです。
社会人として経験を積み、少しは世の中に還元できるものが出来てきたかな、という自負もあります。
簡単には放り出せない、責任ある仕事も抱えています。
言うまでもなく、我が子たちは最愛のかけがえのない存在であり、息子の言語獲得のための療育は最優先です。
仕事の犠牲にするつもりはありません。
子育てや療育と仕事の両立は、本当に不可能なのか。
子どもの状況に合わせ、仕事のペースを調整すれば良いのではないか。
「こういうもの」という固定概念に囚われたり、チャレンジせずに簡単に諦める姿を息子に見せたくない。
そう思いました。
そして、自分と同じように悩み、葛藤しているママたちの存在を知りました。
キャリアの相談に乗ってくれる人が誰もいないと感じたあの孤独感を、何とかしたい。
キャリアカウンセラーとして、そんなママたちの役に立ちたいと強く思っています。
最大限子どもに寄り添いながら、自分らしく働くこともあきらめたくない。
でも、どうしたら良いかわからない。
そんな方は、ぜひ一度お話しませんか。
少しお役に立てることがあるかもしれません。
自分史
ここで、自分史をご紹介したいと思います。
幼少期
1982年、横浜生まれ。メーカー技術職の真面目で穏やかな父と、薬剤師でパワフル・家族思いの母、自由奔放・天真爛漫な二歳上の姉、物知りでこれまたパワフルな祖父、裁縫上手でマイペースな祖母、という個性強めの六人家族で育ちました。
幼いころから、本が大好き!絵本を片手に文字を読める人を追いかけては、「本読んで!」とせがむ毎日。現実と本の世界、空想がごっちゃになる夢見る少女でした。年長さんで「ドラえもんは実在しない」と知らされ、号泣したのを覚えています。
小学校高学年になり、中学校受験を見据えて塾通いが始まりました。勉強は嫌いではなかったし、塾のお友達とも気が合いました。
同じ頃、小学校でいじめに遭うようになりました。女の子によくある、順番に仲間外れにしていくもので、よくターゲットにされました。「この子たちと同じ中学には、絶対に行きたくない!」という思いが、勉強を頑張る原動力になりました。
中学から大学まで
中高一貫の女子校に進学。オリエンテーションでバトン部のパフォーマンスを見た時、体に電流が走りました。「私、絶対にこれをやりたい!!」今まで感じたことのない強い思いを胸に入部。大会やステージに向けて、部活漬けの日々を過ごしました。以来、20年以上チアダンスに携わることになります。
慶応義塾大学に進学。大学でもチアダンスサークルに所属し、踊りまくる毎日。母に「あなたは文学部人間科学科じゃなく、ダンス部チア科ね」と呆れられるほどでした。
チアの魅力はたくさんありますが、一つ挙げるなら一体感。「見ている人に元気を伝えたい!」をいう自分の思いがダンスを通じて表現でき、仲間や観客の皆さんのエネルギーと一体になれた時。あの気持ち良さは、本当やみつきになります!
会社員時代
大学卒業後は、株式会社リクルートに就職。
公務員になろうか、社会福祉士や臨床心理士を目指してさらに進学しようか、といろいろ悩みましたが、結局民間に就職することに。
もともとカウンセラー志向があった中、入社して初めて”キャリアカウンセラー”という仕事があることを知り、「いつかなろう」と心に決めました。
リクルートでは、ずっとHR事業に携わりました。営業・人事(教育)・プロモーションと、あらゆる角度から事業を見ることができました。後半は、未熟ながらもチームリーダーを務めました。手探りでチーム作りをしながら、メンバーと一緒に汗と涙を流したのは、とっても良い思い出であり、財産です。
大学のチアのOGチームを立ち上げたり、アメフトXリーグの専属チアリーダーを務めたり、副業としてキッズチアを立ち上げてコーチを始めたり、キャリアカウンセラーの勉強をしたりと、本業以外にも何かと忙しくも充実した毎日を送っていました。
7年の会社員生活の中で、体と心の不調も経験しました。
熱が下がらず、だるさがとれない。寝つけず、ようやくまどろんでも悪夢にうなされて起きる毎日。仕事への責任感や焦りはあるものの、朝どうしてもベッドから出ることができない。ついに、電話の呼び出し音が怖くなり、大好きなチアの練習にも行けなくなりました。心療内科で「自律神経失調症、初期のうつ病」との診断を受け、半年ほど治療を受けました。
これを機に、「働くとは何か」「自分にとって幸せな生き方とは」を真剣に考えるようになりました。
フリーランスになってから
キッズチアのコーチとして、もっとちゃんと子どもたちに向き合いたい。
数十万人にサービスを提供するより、顔の見える一人の人にじっくり向き合う方が性に合っている。
将来、結婚して子どもを持った時、柔軟に働ける環境に身を置きたい。
そんな想いから、フリーランスになることを決めました。
人事領域においては、キャリアカウンセラー、採用スタッフ、面接官、研修講師など、幅広くお仕事をしてきました。書くのが好きなのを活かし、ライターとしても細々と活動しています。キッズチアでは、6つのチームを持っています。
フリーランスになって9年目ですが、ほとんど自分から営業をかけることはなく、それでも継続的にお仕事をいただいています。これまでのご縁に感謝しかありません。
母として
2013年に結婚し、2015年に第一子、2018年に第二子を授かりました。
フリーランスで第一子の出産・子育てを経験し、保障の無さに「会社員やっておけばよかった・・・」と後悔したり、復職に向けて焦ったりしたこともありました。
それでも、なんとか再び仕事を軌道に乗せることができ、「これなら、二人目が生まれてもどうにかなるかも」と楽観的に考えていました。
そして生まれてきてくれた息子の、思いもよらなかった聴覚障害。
母としてどうあるべきか、はすぐに答えが出ました。
でも、仕事人としてどうあるべきかは全然答えが出ませんでした。一年以上も悩み、迷い、焦り、堂々巡りを続けました。
そして、ようやく「マイペースに、柔軟に、その時々でやりたいことを全力でやろう!」というスタンスに落ち着きました。
私は、子どもに誇れる自分でいたい。
自分にできることで、社会に貢献したい。子どもたちが担う未来を、少しでも明るいものにしたい。
家族との時間を大切にしながら、大好きな仕事を続けていきたい。
収入を得ることで、家計にも貢献できたらうれしい。
人生のフェーズが変わって行くことを、楽しみたい。
今は、こんな気持ちを大切にしています。
子育て・療育とともに、“自分らしい仕事”を“自分らしいペース”で続けていけるよう、日々模索中です。
略歴
神奈川県 横浜市に生まれる
チアダンスに携わる
リクルートに入社。人材領域において、営業、人事、プロモーションに携わり、チームリーダーを務める。
フリーランスのキャリアカウンセラーとして活動。一方で、キッズチアダンススクール経営者・コーチ、時々ライターと、パラレルキャリアを展開中。
- 米国CCE.Inc認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
- 国家資格キャリアコンサルタント